『書くための名前のない技術 case 3 千葉雅也さん』
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中心になるのは、Home階層に作った「タスク」という場所
「タスク」の下に日付だけをタイトルにしたトピックを毎日立てて、やりたいこと、やるべきこと、気になっていることをどんどん書いていく
「タスク」には、タスクだけでなくメモや考察も一緒に書いていく
必要なものを並べ変えたりしつつ、終わったものはコンプリートして取り消し線をつけていく
「作業中」の項目には、最近受注した仕事の一覧が入っている
仕事ごとの〆切や字数など、依頼メールに書いてあった内容をコピペしてここに置いておく
各プロジェクトの中には、日付別にそのプロジェクトの進捗が書かれている
プロジェクト内の日付の時系列は、下から上に積んでいく(最近の日付が上)
「フリーライティング」という項目は、純粋にフリーライティングするときに使う
「個別」は、「誰々との対談 日付」みたいな項目があり、そういった個別案件ごとに必要なアイデアをざーっと自由連想で書くもの
単発の仕事はここでまずフリーライティングをする
中長期的に練り上げが必要な場合は、「プロジェクト」項目を立てる
「統合」とは、仕事と生活の現状を総合的にフリーライティングするもの
フリーライティングの過程で前からの仕事が圧縮整理され、さらに派生的に別の仕事のアイデアが浮かんでくる
WorkFlowy以前にはやっていなかった
Evernoteは断片的で、昔のものを見返すことができなかった
Twitterからアーカイブをダウンロードして、当該機関のツイートをテキストファイルにした 整形して余分な部分を取った後、テーマ別にツイートを分類していった
分類に掛かった時間は2、3日
一方にツイートのアーカイブを開き、もう一方にWorkFlowyを開く
WorkFlowyで分類項目を立てて、アーカイブの内容を子項目としてどんどんコピペしていった
WorkFlowyで準備した上で、Scrivenerで節を作っていった
Scrivenerでは、もう少し場面に結びつく具体的な項目を立てた
https://gyazo.com/a51ba88167dd20032c29c0cbb6e12e20
Scrivenerのラベル機能を使って「完了」とか「作業中」とかが分かるようにしている
「完了」が青、途中のものは「黄色」
『アメリカ紀行』に限らず、連続ツイートから仕事にするというワークフローを作っていて、普段から連ツイのストックを取ってある
本の感想などをわーっと連ツイして、ひとまとまりできたなと思ったら、WorkFlowyの「原稿になるかもしれないもの」という項目に日付つきで保存しておく
「原稿になるかもしれないもの」の中には、ツイートに限らず普通のメモも入っている
「エッセイを書いて下さい」みたいな漠然とした依頼が来たときに、その連ツイをベースに膨らませるという形で原稿化することもある
Ulyssesに連ツイを貼り付け、間にちょっと加筆したり段落をちゃんと切ったりして整える
その段階まで仕込んでおいたら、朝の一番調子のいいときにタイプライターモードにして、「じゃあ、かきますか。」から始めてがーっと書いていく
次の日にWordに全コピーし、文字数に合わせてノイズを消していく
https://gyazo.com/62ec8dca012a67f46ea1f2a578be615c
「じゃあ、書きますか。」はドライブするみたいな感じ
執筆メモでなく、ツイートすることで「いいね」の付き方などから素材の段階ですでに他人からの評価がある程度入っている
この話はイケるのかイケないのかの目星がつく
ツイートによって「この人は何を考えてるんだろう」という興味を持ってもらう
なおかつ、あくまでも独り言として自分自身の考察の展開を示す
それに対して、コアなファンが重み付けをしてくれる
Twitterで思いついたことを言えば広報にもなるし、執筆プロセスの一部になる
ひとつの大きな流れを作るという意識ではなく、異なる別々の領域があって、それを無理やりリンクしてひとつのものにしている
単発の原稿依頼の場合、下書きにはUlyssesを使い、最終的にWordで仕上げる
総合的なアウトライン:複数のトピックをサラダを混ぜるみたいに立てていって、もっと大きな話に向かっていく 分析的なアウトライン:(あるトピックについて)行き詰まったときに、それについてツッコミ的なフリーライティングをして問題を解消する
「思いついた順番に書く」ことを大事にしている